保育園選びは通う子どもたちにも、子どもたちを預ける親にとってもとても大切です。
入れるならどこでもいいや…と簡単に決めてしまうと、後が大変なことになりかねません。
そこで、自分たち家族に合った保育園をどう選べばいいのかを紹介します!
保育園は預けるならどこでも一緒?
認可保育園、簡易保育園、小規模保育園…いろんな形の保育園がありますが、どんな保育園にも違いがあります。
園庭がありのびのび遊べる園や英才教育に力を入れている園など、最近では保育園も多種多様になってきています。
細かいところでいうと、使用済みのオムツは毎日持ち帰るところもあれば園で捨ててくれるところもあります。
お昼寝のお布団は園で用意してくれたり、毎週月曜日に持ってきて金曜日に持ち帰るところとかもあります。
そういうことも考えて自分たちに合う保育園を探すことが大切になってきます。
教育方針やどういう施設を望むかを家族で確認する。
保育園一つ一つ教育方針が異なり、施設も広さや設備が異なります。
園で使うための荷物も毎日のことなので園で確認するのが良いと思います。
まずは家族で
- どういう風に子どもたちを育てていきたいか
- 保育園でどう生活してほしいか
- どういう施設がいいのか
- 自宅から近くがいいのか
- 職場から近くがいいのか
等を相談してください。
最初からどんな保育園があるのかわからない方は、いろいろな保育園の説明会や見学に行き話を聞いてからでも大丈夫です。
どこの保育園にするかを決める時までに家族での話し合いは重要です。
上手な保育園の選び方10選
保育園の選び方①情報を集める
まず始めに保育園の情報を集めます。
役所に行き話を聞いたり電話して聞いても大丈夫です。
役所のHPにも保育園の情報が載っているところがほとんどですので、空き時間に探してみるのもありです。
同じ地域にもう保育園を利用している友人や知人がいると、早くにほぼ正確な情報を聞きやすいと思います。
同じ地域に友人や知人がいない方でも、保育園を利用している友人や知人がいたらザックリでいいので話を聞いてみてください。
それだけでも「保育園ってこんな感じなんだ…」と想像ができます。
保育園の選び方②必ず見学をする
地域の保育園を調べたら、気になるところは必ず見学してください。
- 施設の新しさ
- 設備
- セキュリティ
- 自宅(職場)からの距離
- 道のり
- 園庭の有無
- 子どもたちへの配慮等…
子どもたちを預けるうえで必要なことの確認ができます。
見学をすることにより、子どもたちの雰囲気や保育士さんの対応の仕方なども見えてくるので、必ず気になる園は見学をしましょう。
保育園の選び方③保育内容等の確認をする
見学に行ったら、そこの園ではどんな保育を行っているのか確認してください。
- 園庭で遊ぶ頻度
- 園庭がないところでは公園に行く頻度
- 室内ではどんな遊びをしているのか
- 年齢別にどう過ごしているのか
- 季節ごとの遊びはあるのか等…
親も参加できる行事や保育内容を実施している園もあったり、子ども主体でのみの保育内容だったりと、これも保育園によって異なります。
一番は子どもたちが楽しめるように月齢、年齢にあった遊びができることが大切です。
保育園の選び方④保育室の確認をする
保育園の見学の時に必ず保育室の中まで入って見学してください。
大人目線ではなく、子どもの目線になって見ることも大切です。
- 部屋の扉の鍵はどのようになっているか
- 1歳未満だとベビーベッドの転落防止策はされてるのか
- 子どもたちが大けがをしないために棚の角にクッションがついているか
- 地震等で倒れてきそうな高さの危険な棚はないか
- おもちゃはどんなものがあるのか等…
子どもたちは予測不可能な行動を起こし、親である私たちでも見ていない一瞬でケガをしていることもあります。
保育園ではそんな子どもたちを一度に大勢見なければなりません。
”もしも”のことに備えてしっかり備えているかも大切なチェックポイントになります。
保育園の選び方⑤在園の子どもたちの様子を見る
見学にいったときは子どもたちの様子もしっかり見ましょう。
- 元気に遊んでいるか
- 笑顔でいるか
- 怯えていないか
- いじめのようなことは起きていないか
- 友達と仲良く遊んでいるか
- 何かあったときは助け合っているか
- 先生との距離感
- 訪問者に気づいた時の反応等…
子どもたちは素直に思ったこと、感じたことが態度や表情に現れます。
子どもたちを見ればどんな園なのかがわかるといってもいいほどです。
挨拶に力を入れている園だと、子どもたちは園の訪問者に必ずと言っていいほど挨拶ができます。
先生と仲良く話していたり、子どもたちから先生に寄っていくところはその保育士さんの対応が良いのかなと想像ができて、決めるのに参考になります。
保育園の選び方⑥保育士さんの様子を見る
保育士さんは、預けているときに子どもたちを見ていてくれる大事な存在です。
- 子どもたちに笑顔で接しているか
- 危ないことやいけないことをしたときにしっかりと怒るか
- 怒り方
- 子どもたちとどう接しているのか
- 園長先生との距離感
- 保護者への対応の仕方など
先生たちが保育園に対して不満を持っていたら、子どもたちに笑顔で接することは厳しくなると思います。
まずはちゃんと先生が笑顔でいるのか、子どもたちの接し方をみるとどんな保育園なのかが見えてきます。
保育園の選び方⑦施設全体を見る
子どもたちが一日の長くを過ごす施設なので、
安全面・生活面・衛生面で施設全体を確認することはとても大事です。
- 何階建てか
- 災害時の避難経路(対応)
- 屋上の施錠はしっかりしているか
- トイレはどこにあるのか
- 沐浴できるところはあるのか
- 防犯対策はされているのか
- 死角になるようなところはないか
- 子どもたちが勝手に外に出てしまうようなことはないか
- 建物の老朽化、耐震対応かなど…
子どもたちを預けている間も、災害や事故はいつ何が起こるかわかりません。
そのためにも施設全体を確認しておくことが必要です。
保育園の選び方⑧保育方針をしっかり聞く
保育園ごとに保育方針は異なります。
家族で話した教育方針と保育園での保育方針を間違って選んでしまうと、子どもたちも困惑してしまいますし、親である私たちも保育園とどう関わっていけばいいのかわからなくなりかねません。
そうならないためにも、保育方針は必ずしっかりと聞いておきましょう。
- 海外のことや英語に力を入れている英才教育
- 子どもらしさを大切にする保育
- 自宅ではなかなかできないことに挑戦する保育など…
家庭それぞれに”こう育てたい””こう育ってほしい”という気持ちは必ずあると思います。
その教育方針に近づけるように、無理強いはせず子どもたちが楽しんで過ごせる環境が大事です。
保育園の選び方⑨預け始めてからも様子をチェックする
保育園が決まり、入園してからも子どもたちの様子を必ず確認してください。
子どもたちは環境に慣れることが早くても、元気でいてもしゃべれる子なら状況を聞けますが、
親に気を使っていたり、しゃべれない子は特に不安やストレスを抱えていることもあるので注意が必要です。
- 保育士さんから報告のないケガやアザはないか
- 保育園に行きたがるか
- 体調は悪くないか
- 笑顔で毎日過ごしているか
- 保育園での出来事を楽しそうに話すか
- お友達との話をするのかなど…
保育園では連絡帳などで保育士さんとのやりとりはありますが、やはりそれだけではわからないことがたくさんあります。
そんな時は、子どもたちの様子をしっかり確認してあげてください。
子どもたちが不安定な理由にはお母さんと離れていると、不安になったりストレスに感じることもあります。
そういう時は子どもたちとゆっくり接する時間を作ったり、一緒に夕飯を作ったりやらなければいけないこともお手伝いをお願いして、”一緒の時間”を過ごすことで心が落ち着くこともあります。
保育園の選び方⑩分からないことや不安はちゃんと相談する
保育園に通っていて何かあったときやわからないこと、不安なことなどは信頼のある保育士さんや園長先生に遠慮なく相談してみてください。
相談してどんな対応をしてくれるのか、迅速に対応してくれるのかで保育園の状態がわかります。
- 保育園のこと
- 保育士さんのこと
- 子どものこと
- お友達とのこと
- 保護者同士のことなど…
保育園によっては個人面談が実施されているところもあるので、そういう機会に相談してみるのもいいと思います。
子どもも親も安心して通える保育施設を!
安心して仕事ができるようにするには、子どもたちが安心して楽しんで保育園に通えるようになることです。
大事な子どもを預けるのに「ここでいいや!」と妥協して決めてしまうと後で後悔することになる可能性があります。
そうならないためにも家族に合う安心して子どもたちを預けられる保育園を見つけましょう!
さいごに
いかがだったでしょうか?
保育園といっても園により違いがあり、選ぶためにいろいろなことに気を付けないといけないということが分かったかと思います。
こんなに多いと本当に自分に合う保育園が見つかるのか不安になると思いますが、いろいろんことを理由に預けてからもここで良かったのかな…と悩む親御さんもたくさんいるはずです。
なので最初はとにかくいろんな保育施設の見学にいき、たくさん話を聞いて、たくさんわからないことは質問してください!
子どもたちの笑顔が一番ですが、子どもたちにとってはお母さんとお父さんの笑顔が一番です。
みんな笑顔で過ごせるように家族にとって一番いい方法を探しましょう!