周りの友達や、保育園のママさんたちからは毎回のように「年子って大変ね…」「私には年子は無理だな…」と言われます。
何歳離れていようが一人っ子だろうが、子育てそもそもが大変なのは、どこのママさんも一緒です。
私の周りには、出産の年齢を考えて3人の年子の子育てをしている人もいます。
私は2人の年子ですが、その人は本当に凄いなあ…と尊敬します。
ですが、年子は面白さもたくさん!
そこで、年子はどれほど大変なのか、逆に年子で良かったことをそれぞれ体験から紹介します。
目次
そもそも年子とは?双子育児との違い
年子とは1歳差のこと
私の子どもたちの場合、上の子が5月に生まれ、その翌年の5月に下の子が産まれました。
二人とも予定日より早く生まれたので予測不可能な出産でしたが、ギリギリ年子でした。
しかし、上の子が5月に生まれ、その翌年の3月に生まれてくると年子ではなく「同級生きょうだい」になります。
「同級生きょうだい」とは、双子でも年子でもなく産まれた日にちが違うのに同級生ということになります。
年子育児をしてわかった大変なこと5つ
①歩き始めの子と首が座らない新生児の育児
凄く大変だったのが、歩き始めの子と首の座っていない新生児のダブルパンチ。
私の場合、丸々一年の違いなので下の子が生まれるときはまだ上の子が歩き始める直前でした。
首の座っていない新生児の下の子に授乳したり、おむつ替えしたりしながらも、
上の子がつまらなくならないように暑くない日に少しだけ公園に行ったり、家の中を手を引いて歩いたりしていました。
特に大変だったのが、お買い物のときや病院のとき。
私の夫はもちろん、母も兄弟もフルタイムで仕事をしていたので頼ることができません。
そんなときは、ベビーカーと抱っこひもを屈指して外を歩きました。
お買い物では店員さんがカゴを荷物詰める台まで運んでくれたり、
病院では看護師さんが上の子か下の子のどちらかを見ていてくれたりしてすごく助かった記憶があります。
②二人ともお金がかかる
下の子を産んだときは上の子はまだ歩き始めで、まだまだオムツが手放せない!
下の子はもちろん新生児用のオムツ!
サイズも違えば使う枚数も違うので、オムツは本当に毎月毎月高かったです…。
上の子は比較的離乳食もたくさん食べてくれて、1歳頃にはミルクから牛乳に移行できたことが救いでした。
お子さんによってはなかなか牛乳を受け付けず、1歳以降はフォローアップミルクを3歳まで飲む子もいるそうです。
下の子は生まれつき「魔歯」という乳歯が1本生えていたので授乳の際に傷がつき、痛くて母乳ではあげられなくなりミルクに移行しました。
その時は、上の子がミルクの卒業がスムーズにいって本当に助かりました!
ミルクだけでも凄いお金かかりますからね…。
③予防接種の嵐
上の子がまだ1歳で予防接種もひと段落ついていないなか、下の子も予防接種の日々です。
大変なこと①で紹介した通り、歩けない上の子と首座らない下の子を連れて一人で予防接種は予想以上に大変でした。
なるべく二人同じ日に予防接種の予約を入れたり、土曜日に受けられるところを探して夫についてきてもらったり、いろいろと工夫をしてひとつひとつやっていきました。
④風邪や感染症の連鎖
これは保育園に行くようになってから凄く感じました。
ほかの年の差があいている兄弟の子も連鎖はどうしても起こってしまいますが、
年子は必ずといっていいほど移る!移ります!!
それも同時に…とか、しばらくして…とかではありません。
上の子が治った!と思ったその日に下の子が同じ病気に…ということばかりです。
自宅でも感染症や風邪の予防はやっているものの、保育園で流行っているものは必ず二人でもらってきては、仲良くお家で移しあっているようです(苦笑)
⑤二人ともが甘えん坊になる時期が来る
下の子がまだ赤ちゃんの時は寝ていることが大半なので上の子にたくさん構ってあげられますが、2歳と3歳になると二人ともが「ママ~!ママ~!」となってしまいます。
我が家では私もフルタイムで仕事をしているので、仕事終わりに家事と育児で手一杯になってしまうことももちろんあります。
「ちょっと待って~!!」と一人テンパっているときももちろんあります。
そういうときは、少し落ち着いて手を止めて子どもたちに一度向き合います。
子どもたちの心が少しでも満たされると「ママ、ご飯作ってもいい?」と聞いても「うん!いいよ!」と言って子どもたちで遊んでくれます。
年子育児をして良かったこと5つ
①赤ちゃんの子育て方法を覚えている
私の友達は2歳・3歳差兄弟が多いのですが、2年、3年たつとやはり赤ちゃんの時のお世話のやり方を忘れている!という人が多かったです。
そんな中、年子の育児では「去年やった!」ということが多く、産院でも「ついこの間のことだから大丈夫よね?覚えているでしょう?やり方は変わらないから(笑)」と言われるほどでした。
上の子の時は一人目なので自宅に帰ってからも不安だらけでしたが、下の子の時は同じことをまた続けてやるので、ミルクの作り方・オムツの替え方・沐浴・抱っこの仕方も慣れたものでした。
②双子みたいにお揃いコーデが楽しめる
子どもが産まれるまで双子コーデ可愛い~!子ども生まれたらやりたいな~とずっと思っていました。
女の人なら、自分の子供の双子コーデや家族でお揃いのコーデは憧れる人も少なくないはずです。
2歳と3歳になった今、2人ともサイズがあまり変わらないようになってきたのでバンバン双子コーデしています!
保育園に双子コーデで行くと、「双子みたい~!ほんとに可愛い!」とほかのママさんからも保育士さんからも通りすがりのおじいちゃんおばあちゃんからも人気です。
完全に自己満の世界だと思いますが、上の子が「お揃いしたいの~!」というので良しとします。(笑)
③おさがりの服がそのまま使える
下の子が赤ちゃんの時はもちろん、大きくなっても上の子のおさがりはほとんど使えます!
ただ、私の下の子が結構足が太かったりするので、ズボン類は少し買い足したりしていますが…
年子だと1年しかたっていないので、女の子の洋服のトレンドがガラッと変わることもなく、自然におさがりを着ることができるのが凄く助かりました!
④「兄弟」というより「双子」?「友達」?不思議な距離感
大きくなるにつれて2人の距離感が「兄弟」「姉妹」というよりは「双子」のような「友達」のような不思議な距離感に見えます。
たまに家事の合間にボーっと子どもたちを観察していると、兄弟のようにお兄ちゃんが強い!お姉ちゃんが強い!という感覚はなく、仲良く一緒に物事を進めているようでした。
もちろん喧嘩はをしないわけではありません。おもちゃの取り合いは日常茶飯事です…。
その時は上の子が勝ったり、下の子が勝ったり、お互いに譲り合って「ごめんね。使っていいよ!」と渡してあげられたり、日によって違います。
そうかと思えば、やることは2人して一緒!いたずらもお手伝いも同じことがしたい!とお互いに思っているようで、常に同じ行動をしています。
私たちが客観的に見ていると、「兄弟」なのに「兄弟」とはなんだか違う距離感で、「双子」のような「友達」のような不思議な距離感でお互いに接しているので見ていても凄く面白いです!
⑤興味を持つことが一緒
新しいおもちゃを買ってきたとき、買ってもらったとき、作ったときなど念のため一人一人の年齢に合ったものを与えるのですが、二人して同じものしか見ません(笑)
これが歳の離れた兄弟ならこんなことにはならないんだろうなぁと思いつつ、やっぱ年子だと興味持つこともあまり変わらないんだと思いました。
でもその分、公園に行ったりすると二人で同じ遊具で仲良く遊んでたりするので、とても微笑ましくなります!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は保育園のママさんたちにもよく聞かれる年子育児の大変さと年子育児で良かったことをご紹介しました。
確かに年子の育児はとても大変です。
ですが、子育てをすること自体が大変なんです。
だって、自分とは別の一人の人間を育てているんですから。
その大変さの中には面白さもあって、毎日が目まぐるしく過ぎていきます。
24時間365日、毎日の育児は当然予想の付かないことも起こります。
そんな中でも頑張りすぎないで毎日を楽しめるように過ごしていってみてはいかがでしょうか。
年子での育児をもう少し楽にするために年子育児のコツを書いた記事がありますので、そちらも参考にしてみてください!
⇒⇒ 妊娠中から育児までバタバタな年子!?年子育児のコツ6つ!
これから年子でのお子さんを考えている方も、年子ってどんな感じ?と気になった人も、年子育児の大変さを共有したい方も、この記事を参考にしてくれると嬉しいです!
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